確定申告も無事終了しましたが、残務整理や税務調査対応に追われる毎日です。 そんな中、気が付くと春の選抜高校野球が始まっていました。 愛媛県は珍しく今治西と松山東の2校が出場し、ともに一回戦を突破しましたが、残念ながら2回戦で両校とも敗退しました。 そのなかでも、松山東の奮戦ぶりが強く印象に残りました。
私は高校野球が以前から好きです。 それは心から野球の好きな若者達が、甲子園という大舞台で、勝利を目指して一丸となって戦っているひたむきな姿に心打たれるからです。 それと同時にその姿には、未来への可能性とエネルギッシュな躍動が感じられます。 彼らが甲子園出場という大きな目標をもって、日々厳しい練習に励んできたことが容易にわかります。
人間は目標があると、それに向かって努力するという不思議な特性があります。 経営者も当然目標を持たなければなりません。 それを数値化したのが「利益計画」です。 つまり「利益計画」は経営者の意思を数値化したものです。 我々会計事務所は、税務申告が主業務となっていますが、 私どもの事務所では管理会計という視点からも、経営者の意思決定に役に立つ数値やデータを提供しています。 その数値やデータを情報化することにより、問題解決へと発展させ、付加価値を最大化するためにはどうしたらよいかを経営者とともに考えてきました。 その最終の形が利益計画です。
利益計画を作成すると、経営者自身が変わることができます。 計画を作成する過程で経営者は初めて自分の会社を知ることができるからです。 会社を維持するためには必ず利益が必要なことがわかります。 利益確保のために何をしなければならないかも明確になります。 それは、同時に増収増益への道を知ることへとつながります。
「計画を立ててもその通りにいかないから役に立たない」といわれる方がいらっしゃいますが、計画通りに行かないから役に立つのだと思います。 目標と実績の差はお客様つまりマーケットとの距離を知らせてくれています。 見込み違いが分かってこそ、正しい舵取りができると思います。 利益計画をたて自社の未来像を描いていただけたらと思います。