『まさか』と思うような大震災が起こってしまった。3月11日M9の巨大地震と大津波により東北地方は、壊滅的な打撃を受けた。死者行方不明者は2万人を超え記録が残る災害では、最悪の犠牲者が出てしまった。改めて、自然災害の恐ろしさを見せつけられた。
現地の津波の映像や、瓦礫の山を見ると、言葉を失くしてしまう。被災地では無数の悲鳴が聞こえるようだ。又、福島第一原発では深刻な被害を受け、日本の原発事故では最悪のレベル5の事故といわれる。放射能汚染が拡大を続け、ある意味では今回の大震災による最大の災害といえるかもしれない。
この大震災は、勿論、東北関東の方たちだけの問題ではない。日本の危機といっても過言ではないと思われる。日本人全員の問題である。これからが日本の真価が問われるのだと思います。
そんな中でも、被災者達は、住居も、食料も、水さえも満足に無い中でも、秩序ある行動をとり、お互いに助け合っている。その姿は世界で、驚きと賞賛をもって報道されています。改めて日本人の素晴らしさを認識できました。
又、多くの人が義援金を寄付し、日本中、いや世界中から多くの義援金が集まっています。人々の善意の輪が広がっています。これも人間の素晴らしさを改めて感じます。
今回の大震災に対して何か役に立ちたいと思っている方は少なくないと思われる。そこで、この国家の危機に対して復旧に莫大な費用がかかることを思えば、この際復旧のみに使う税金(震災目的税)を創設すべきだと思う。
それは、定額部分と、所得に応じた比例部分とをセットにして多くの方に負担を求めるべきだと思う。国民の理解も得られると思うがどうだろうか?
政府も、政治家も恐れることなく、国民に訴えかければ賛同を得られると思う。当然、政府はもちろんのこと、政治家もこの未曾有の危機に対して、この災害を自分のパーフォーマンスや政争の具にしたり、ましてや自分を売り込む機会にするようでは、政治家の資格、いや、人間の資格は無い。ただ残念ながら、今この時期に他の人を選ぶという選択肢は無いのである。是非、政府も政治家の皆さんも一身を賭して頑張っていただきたい。そして、一日でも早く復興を成し遂げ、多くの被災者を苦しみから救ってもらいたい。