連日、記録的な猛暑が続いていましたが、ここ数日やっと涼しくなり一息つくことができました。 そんな中、ミロク会計人会の全国統一研修会の準備に追われています。 ミロク会計人会とは、全国8,000事務所の(株)ミロク情報サービスのシステムを利用している税理士・公認会計士で組織された職業会計人の任意団体です。 当該会が統一研修会を毎年全国11の単位会が持ち回りで開催しています。 今年は四国会が担当会で、11月17日(木)松山全日空ホテルで開催されます。
基調講演はカルフォルニア大学サンタバーバラ校教授であり、高輝度青色発光ダイオードの発明、 開発でノーベル賞を受賞された中村修二氏を招いて『青色発光ダイオードの発明を振り返って』という演題で講演してもらいます。 いかにして発明に至ったか等、興味深い話が聞けることと思います。 彼はご存じのように愛媛県出身です。 郷里に対する強い思いがあり、忙しい中わざわざアメリカから帰省してくれます。
講演の後は分科会があります。 第二分科会は高齢者向けケアシューズ(あゆみシューズ)の製造販売で成長を続ける香川県の徳武産業(株)の十河孝男氏に、 『感動のオンリーワン企業を目指して』という演題で講演していただきます。 十河氏は高齢者施設の経営者から転ばないシューズを開発してほしいという依頼を受け、 何百人という高齢者の方々と面談し、試行錯誤の結果、つま先を2cmあげることにより、転ばないことを発見されました。 そのシューズを製造販売し、今では高齢者向けシューズでは全国トップシェアのメーカーになっています。 さらに購入された方々に季節の便りを送ったり、誕生日プレゼントをしたりして、 購入者との心の交流を図り感動を与える経営を実践されています。 「日本で一番大切にしたい会社大賞」の特別賞も受賞され、ガイヤの夜明け等の番組にも出演されています。
第三分科会は子規記念博物館の館長の竹田美喜氏に、 『子規と漱石in松山~新しい文学の夜明け~』という演題で講演していただきます。 子規と漱石は互いを評価し、まさに畏友の交わりをしていました。 大喀血をして療養中の子規を、漱石は赴任先である松山の愚陀仏庵に招いて、50日余り同居したようです。 実はその同居が日本の近代文学の夜明けにつながったという話を、子規の俳句を交えながら、話される予定です。 子規の壮絶な生き様も詳細に話されます。
この統一研修会は一般の方もお聞きになれます。申込用紙を同封しております。 先着順になっておりますので興味のある方は早めに申し込みをお願いいたします。 詳細は当事務所にお尋ねください。