私事ではありますが、先日、盛和塾の全国世話人会に出席してきました。盛和塾とは京セラの創業者である稲盛和夫氏が若手経営者育成のために作ったボランティアの経営塾です。全世界で60塾、塾生5,497人(2009年12月現在)の規模を誇っています。
私は盛和塾愛媛(65名)の代表として出席させていただいたのですが、毎回素晴らしい感動を頂いています。
毎回稲盛塾長が講話をされるのですが、今回は中村天風氏の
『新しき計画の成就はただ、不撓不屈の一心にあり、さればひたむきに思え、気高く、強く一筋に』
という言葉を引用され、どんな困難で茨の道でも、夢に恐れることがあってはならない。いささかなりとも曇りがあってはならない。どうしてもこれを実現するという強烈な思いが大切である。自分の可能性をただひたむきに信じていくのみである。計画の成就に一切の疑念を持たず強烈な成就への想いを持ち続けなければならない。と不況に喘ぐ私たちを鼓舞していただきました。
また、この想いは純粋で正しいものでなければならないともいわれ、ジェームスアレンの『清らか人間ほど、穢れた人間より容易に目的を達成することが出来る』という言葉も引用されました。
稲盛塾長もJALの再生の真っ只中で、奮闘されています。自分自身にも言い聞かされているのだと感じました。
倫理法人会の創設者である滝口長太郎氏も『打つ手は常に無限にある』といわれています。思いを持ってひたむきに事業に打込めば何らかの方法は必ず見つかると思います。
上場企業の業績は着実に回復しています。四国は田舎ですので波及効果が現れるには時間がかかりますが、四国でも必ず景気は回復します。厳しい状況がもう少し続くと思いますが『不撓不屈の精神』で頑張って乗り切っていきましょう。