いよいよ2009年が始まりました。昨年はアメリカのサブプライムローンに端を発した金融恐慌が、実体経済までに波及し厳しい年の瀬になりました。
新年早々から悲観的な事を述べたくありませんが、今年も厳しい一年になることは間違いありません。
しかしながら、言葉を変えて言えば今こそ会社の真価が問われる時代だと思います。不況を言い訳にせず、ひたむきに努力し続ける者のみが生き残れる時代の始まりです。不況のときこそ努力のし甲斐のあるときです。真の顧客ニーズが見えてきます。寝てもさめても顧客からいかにしたら支持されるかを考え、顧客の役に立つための実行をしなければなりません。自分の利益や幸福の為にのみ働いていたのでは、決して成功はありえないと思います。いかに他人の幸福の為に汗をかけるかだろうと思います。
時代は激しく変化しています。オバマアメリカ大統領が訴えたように私たちも変わらなければなりません。大氷河期に環境の変化に対応して遺伝子を変化させた哺乳類が生き残れた事実を見ても、変われるもののみが生き残れるのだと思います。そして、これもオバマ大統領が訴えたように『Yes,We,Can』です。そうです、我々は出来るのです。どんな困難があろうとも我々はそれを乗り越えることが出来ると思います。
景気の両輪は言うまでも無く、設備投資と個人消費です。日本の政治にも、設備投資や個人消費が活発になる施策の実行が必要だと思います。
その点、税制は景気刺激のカードの一つです。与党税制改正大綱で決定された太陽光発電の購入時の一括損金算入制度の創設や、住宅ローン控除の拡充は有効な手段の一つだと思います。ただ、相続税の抜本改正が見送られた今、時間は充分取れると思います。是非知恵を絞り更なる景気刺激のための税制を早急に成立させ、実施していかなければならないと思います。
後は、我々の自助努力です。お客様のお役に立ちお客様から支持される会社や、事務所と成るべく頑張っていかなければなりません。打つ手は常に無限にあります。皆様とともに頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。